こんにちワン。FIRE生活を夢見てさまよう会社員、ぱんです。
今回はTOEIC300点のジャパニーズである私が転職先で経験した地獄の英語環境についてお話したいと思います。
この記事でわかること
・英語ができないまま英語環境に放り込まれると人はどうなるのか
・今更どうしようもないなら、最悪どうすればいいのか
・私が生み出した既存アプリを掛け合わせた最強翻訳装置
「グルーバル化」とか言いますが、日常生活ではあまり実感がありません
でも、職場を見渡すと明らかに外国人の方が増えてきました
会社のお偉いさんを見渡しても、外国人の方か英語のできる日本人ばかり
いずれ必要なことはわかっていました
でも、心のどこかで画期的な翻訳機が生まれて言語の壁なんてなくなる世界
そんなものを期待して逃げ続けていました
だから、「夢の翻訳機が登場!」という広告をみつけるたびに
試してみては絶望する、そんなことを繰り返していました
そうこうしている内に月日は経ち
とうとうこの時がやってきてしまったのです
あなたの英語力に関係なくその時は突然やってくる
今思えば確かに転職時の面接で聞かれていました
「英語はどうですか?」
面接なので、良く思われたいのはやまやまですが
さすがにこれは正直に言っておかないとマズイ…、そう思い
「すいません。全くできません」
そう答えたのを覚えています
それでも優しく、「大丈夫ですよ。簡単な読み書き程度ができれば」
そう言ってもらって、無事採用になりました
勤務を始めてからも、多少英語にふれることはあるものの
上司のフォローもあり、事なきを得ていました
そんなある日、あのプロジェクトが始まったのです
「次のプロジェクトはグローバルプロジェクトになるから」
「まあ、徐々に慣れてくれたらいいから」
嫌な予感はするものの、「まぁ英語できないってはっきり伝えてるしな」
そう思っていました
そのプロジェクトの今後定期的に行われる最初のWebミーティングに参加し
愕然とするのです
自分と英語ペラペラの上司以外全員外国人
猛スピードであらゆるアクセントの英語が飛び交い
初めて、周りの人たちが何言ってるのか自分だけがわからない
そんな状況を経験するのです
なんだこれは…どうしようもない…
そう思ってる内に、主催者からこんな英語が飛んできます
「〇〇さん、briefly introduce yourself? (簡単に自己紹介してくれる?)」
何を言われたかわからず、黙っている私
見かねた上司が日本語で、「〇〇!自己紹介」と伝えてきます
「…」
「マッ、マイッ、マイネーームイズ〇〇」
続けて何か気の利いたことを言おうとしますが、何も言えず
「サッ、サンキュー」
そう言って沈黙が流れた後
察した主催者が次の方へ話を振っていきました
感じたことのない恥ずかしさと情けなさ…
これが定期的に続くのか…
マズイ、マズ過ぎる
誤魔化し切れるはずがない
それが今も尚続く、私と英語学習の出会いでした
英語学習は本当に辛くて長い道のりだワン。これ程の思いをしなかったら、未だに逃げ続けているはず、そう思うワン。
人間本気で追い込まれたら変な装置を発明する
どうしよう、また来週になったらあの会議がある
そんな時、上司からこう言われました
「来週からはオレ別の会議あるから、ひとりで頼むね」
それを聞いた私は思いました
終わった…、と
どうする、どうしたらいい
来週までに英語ができるようになるなんてさすがに無理だ
そんなことは初心者の自分にもわかる
けど、どうにかしないと、来週を黙って乗り切ってもこれは続くんだ
困った私は以下を試しました↓
・YouTubeで「あなたもすぐにペラペラになる」的な動画を観まくる
・わけもわからず、英会話教室に入会して、ネイティブの講師を困らせる
・家電量販店に行ってポケトークを試しまくる
・夢の翻訳アプリがないか検索しまくる
当たり前ですが、どれも絶望的に効果はなく
途方にくれます
待て、冷静に考えろ…
大きく分けて2つ
1つはスピーキングだ
どう考えてもすぐにできるわけがない
声を出す以上、アプリ的なものも全滅だ
そうだ
言われるかもしれないことを全て想定して
カンペを作っておこう
幸いWebミーティングだからカンペをそこら中に広げていてもわからないだろう
そして私は自分の周りが紙で埋め尽くされないばかりのカンペを用意しました
結果は言うまでもなく、その中のどれがどのカンペかすら分からなくなって撃沈しましたが…
ちょっと待て、
カンペがあっても何を聞かれてるかわからなかったら答えようがない
2つ目はリスニングだ
これはアプリでなんとかならないのか
音声を読み取ってリアルタイムで日本語に変換してくれればいい
ポケトークやGoogle翻訳で試してみるものの
Webからの音声、クセのあるアクセント、
ボソボソと話したり、長々と話したり、専門用語がはいったり
とてもじゃないですけど使い物になりませんでした
その手の商品のプロモーションビデオで使われているような
「あなたは何が食べたいですか?」
「私はラーメンが食べたいです」
のような、わかりやすくハキハキした会話など、実際には存在しません
日本語に訳さないまでも英語としてもっと正確に読み取れるものはないのか
その点では、調べに調べて良いものが見つかりました
Otter.aiというアプリです
スゴイ!、英語として読み取るだけならこれで十分だ
後は日本語に変換を
そう思いましたが、Otterにその機能はないらしい
後に知りましたがそれ以外にも、notta.という音声文字起こしサービスがあります!
こちらも非常に使いやすいので、是非試してみてください。
もう少しなのに…、待てよ
Google翻訳にカメラで英語読み取って、瞬時に日本語に変換する機能があったはずだ
PCでOtterを起動させて、その画面にスマホのGoogle翻訳カメラをかざしてみました
おおっ!これだ…
100%と言わないまでも、意味のわかる程度に日本語がどんどん流れていきます
でも待てよ
これを本番のWebミーティングでどう使うんだ?
考えました
用意するものはコチラです↓
・WebミーティングするためのPC
・Otterを起動するためのPC
・Webミーティング音声のためのスマホ
・Google翻訳カメラを起動するためのスマホ
・スマホ用の三脚
・スマホとの画面リンクができるテレビ
設定の手順はコチラです↓
① Webミーティングの音声をイヤホンオーディオではなく電話にスイッチ
② スマホをスピーカーにして音声をオープンにする
③ WebミーティングをしているPCとは別のPCでOtterを起動
④ Otterの画面をGoogle翻訳カメラで移すために三脚で別のスマホを固定して画面の前に立てる
⑤ そのスマホの画面を画面リンクで大型テレビに映す
図にするとこんな感じ↓
Webミーティングの音声がどんどん日本語で大型テレビから流れてきます
人間本気で追い込まれたらこんな変な装置を発明するのか
今もリスニングは本当に苦手で、苦労の真っ只中ですが
この状況に追い込まれた当初、私はこの装置で何とか乗り切っていました
英語学習に関しては何を調べても、何をやってみても
いつもこんな絶望的な答えしかでてきません
コツコツやるしかない
ですが、本当に初心者な内は、何とか目の前の状況を乗り切る
そんな工夫も必要だと思います
英語ができる人は言います
「間違ってもいいから、恥ずかしがらずに喋っていこう」
でも初心者から言わせれば違うんです
自分みたいな初心者が今更間違いを恐れているわけでも、恥ずかしがってるわけでもなく
そもそも何を聞かれているかがわからないんです
そんな方は、是非この方法を試してみてはいかがでしょうか?
英語初心者にとって本当に困るのはスピーキングよりもリスニングだワン。コツコツ勉強は必要だとしても、まずは目の前の局面を乗り切るために、この方法を試してみてワン。
まとめ
地獄1:英語が話せないとかいう前に、まず何を聞かれているのかわからない
地獄2:英語の近道をどんなに調べても、コツコツやるしかないという答えにしかたどり着かない
応急処置:前述のリスニングマシーンを試してみましょう
今回は以上だワン。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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